カフェで読書すると気分は優雅になります

子供を学校の送り出し、洗濯・掃除を済ませて軽く昼食を摂り、午後からは夕食の献立を考えてスーパーに買い物に出かけます。

その後は、子供が帰宅するまで好きな読書をして束の間のほっとした時間を過ごしています。

こんな毎日を過ごしていると、単調で少し変化を求めたりします。

そんなある日、新しくできたお洒落なカフェに、スーパーに買い物に出かける時に入りました。

ポカポカとガラス窓から陽が差し込み、コーヒーの香りが鼻をくすぐる気持ちの良い空間でした。

そのカフェがお気に入りとなり、週に1,2回買い物に出かける時にそのカフェに入り、好きな読書をして小一時間を過ごすようになりました。

自宅で読書するよりも、何となく優雅な気分でのんびりと読書でき、そんな時間と空間が大のお気に入りとなっています。

これまでは、近年芥川賞直木賞を受賞した作品等を中心に呼んでいましたが、雰囲気が変わると読書したいテーマも何となく変化させてみたいと感じ始めました。
若い頃に読みふけったリルケ等の抒情的な詩集や、随筆なども読みたいと思う様になりました。

特にこの空間と時間の中では、ほっこりできる随筆集などは最高です。

いつかは、ペンをとって、自分でも詩や随筆を書いてみたいとも思い始めています。
誰に見せるでもなく、どこに発表するでもなく、自分の気持ちの赴くままに、文章を書き綴るのも良いものです。

ブログで美味しい料理の事を書いたりする主婦も居られますが、そうした事を書き綴り、ネットで公表する方は、やはり自己顕示欲が強いのでしょうね。

私には、つたない文章や、何を訴えたいのか分からぬ文章を、不特定多数に向けて発信する勇気はありません。

だから、陽光を浴びてコーヒーを頂きながら、ペンを走らせても、それを発表する事は絶対にないでしょう。

それこそ、小さな幸せの時間を、単にのんびりと何もせずに過ごしているのがもったいなく、自分の心の動きを表現する、私だけの日記的なものとなります。

日記は心に秘める事を、そこにだけ記し、将来あの時にはあんな事を考えていたのだと振り返るものと思っています。

この随筆集を読み終えたら、ちょっと立派な気に入ったノートを購入し、この空間で少しづつ随筆を書いてみようと考えています。

随筆を読んでいたのが、いつの間にか、そんな事を考えていました。

ちょっとした日常の変化で、こんなに気持ちが変わるものだと、改めて感じさせられました。

そしてカフェを出ると、またいつもの日常に戻り、今日の特価は何だろうとスーパーに向かいました。